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第22回 東文研・GJS共催講演会「グローバル時代の日本学研究」が開催されました

報告

 2017年6月14日、パトリシア・シュタインホフ教授(ハワイ大学マノア校社会学部)によるGJS特別講演会「グローバル時代の日本学研究」が開催された。講演では、まずシュタインホフ教授が1980年代から携わっている「アメリカ合衆国及びカナダにおける日本研究要覧(Directory of Japanese Studies in the United States and Canada)」の編集事業を紹介し、これにより過去三十年余りにおける国際日本学研究の発展が概観された。また教授は、自身が長年にわたって行ってきた日本新左翼に関する研究と国際日本学の関連性を言及し、グローバルな視野のもとで新たな問題意識や研究アプローチが見いだされると述べた。最後に教授は、国際日本学研究は徐々に「特殊」(special)から「一般化・体系化」(normalized/institutionalized)に変化しつつあり、よりグローバルなネットワークの構築が求められていること、さらにこうした流れのなかで国際総合日本学ネットワークが果たす役割への期待を示した。当日は30名を超えるアメリカや、中国、フィリピンなどからの研究者や大学院生が来場し、国際日本学研究の将来への展望について活発な議論がかわされた。

当日の様子

開催情報

タイトル:グローバル時代の日本学研究

講演者:パトリシア シュタインホフ(ハワイ大学マノア校社会学部教授・学部主任)

日時:2017年6月14日(水), 15:00~17:00

会場:東京大学東洋文化研究所 大会議室(3階)

使用言語:英語



登録種別:研究活動記録
登録日時:WedJul2611:52:022017
登録者 :gjs事務局・藤岡
掲載期間:20170614 - 20170914
当日期間:20170614 - 20170614