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馬場紀寿准教授が復旦大学文史研究院第39回学術報告会にて報告を行いました(9/8,9)

8月22日から9月16日の日程で、復旦大学文史研究院を訪問された馬場紀寿准教授が同院の第39回学術報告会にて報告をされました。詳細は下記の通りです。尚、今回の訪問は復旦大学文史研究院、プリンストン大学東アジア学部・研究所、東文研との学術交流コンソーシアム協定に基づくもので、復旦大学文史研究院の招聘です。(大野)

* 日時:2011年9月8日(木)15:00-17:00

* 場所:復旦大学 文史研究院

* 司会:劉 震 復旦大学文史研究院 副研究員

* 題目:『阿含経』における第三の要素:新たに発見されたパーリ文献との対応関係

(《阿含経》中的新元素:与巴利文本対応関係関係的新発現 / The Third Elements of Āgama Collections: Newly Discovered Correspondences with Pāli Texts)

* 概要:
漢訳と部分的な梵語写本がある四種の『阿含経』とパーリ語で伝わる四種の『ニカーヤ』はともに最も古い仏典集成と見なされてきた。従来の研究では、両者の共通要素は初期仏教に遡り、相違する要素は各部派が付加・改変を行った結果とする傾向が強かったが、本報告では、こうした前提を新たに検討し、『阿含経』における第三の要素を指摘する。『阿含経』のこうした要素は『ニカーヤ』にではなく、註釈文献などの後代に成立したパーリ文献に対応する。本報告では、仏教の思想および信仰に影響を与えた内容に焦点を当てて論じる。

* URL:http://www.iahs.fudan.edu.cn/NewsShow.asp?ID=478

馬場紀寿准教授が復旦大学文史研究院第39回学術報告会にて報告を行いました     馬場紀寿准教授が復旦大学文史研究院第39回学術報告会にて報告を行いました

また翌9月9日(金)には、復旦大学哲学学院の招待で、講演「パーリ三蔵の正典化」をされました。詳細については、以下URLをご参照ください。http://philosophy.fudan.edu.cn/show.aspx?id=2882&cid=19



登録種別:研究活動記録
登録日時:TueSep2016:33:092011
登録者 :馬場・大野・藤岡
掲載期間:20110920 - 20111220
当日期間:20110908 - 20110909