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【ご案内】(6/25)東文研セミナー「『公共民俗学』というアリーナ―アメリカ民俗学の社会実験」

東文研セミナー
「『公共民俗学』というアリーナ―アメリカ民俗学の社会実験」のお知らせ

東京大学東洋文化研究所では、下記のとおり、東文研セミナーを開催いたします。
事前申し込みは不要ですので、ふるってご参加ください。

○日時:2011年6月25日(土)13:00~
○場所:東京大学東洋文化研究所大会議室(3階)
○発表者・発表タイトル:
小長谷英代(長崎県立大学)
 「アメリカ民俗学者の位置性―理論、実践、ポリティクス―」
橋本裕之(盛岡大学)
 「アメリカ民俗学におけるパブリック・フォークロアの実践-主体・経験・ジ
ャンル-」
○コメンテーター:菅 豊(東京大学)
※詳細はこちら↓をご覧下さい 
http://suga.asablo.jp/blog/2011/06/25/5824939

○趣旨:民俗学は今日どのような学問領域であるべきか、社会でどのような役割
を果たすべきか?民俗学において、こうした問いは領域の存在意義に関わり、個
々の民俗学者が、常に自らに問い続けていかなければならない重要な論点である。
私たちは、「公共民俗学」とは何なのか自らの答えを探っていく過程から、その
問いに多くの示唆を得るはずである。
 ただ、「公共民俗学」を概念化し、民俗学の領域内、あるいは領域を越えて明
確なメッセージを提言していこうとするならば、私たちに強く求められるのは、
まず民俗学を国際的な視野においてとらえ直し、再考していくことである。それ
は日本の「民俗」が、すでにユネスコの無形文化遺産保護条約というグローバル
な枠組みに織り込まれていることからも明らかである。
 「公共民俗学(パブリック-フォークロア)」はもともとアメリカで発展して
きた概念であり、現代のアメリカ民俗学を特徴付ける一つの重要な研究動向を成
してきた。したがって、今回の研究会では、あらためてアメリカ民俗学における
「公共民俗学」の研究と実践を考察し、日本あるいはグローバル社会において、
公共民俗学を論じ、実行していくことの意義や可能性について考えていく(文責:
小長谷英代)。

○主催/共催
東京大学東洋文化研究所班研究「東アジアにおける「民俗学」の方法的課題」研
究会、科研基盤(B)「市民社会に対応する『公共民俗学』創成のための基礎研
究」、公共民俗学研究会

○問い合わせ先:http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/faculty/index.htmlに菅豊のメ
ールアドレスが記載されています。


登録種別:研究会関連
登録日時:Tue May 17 12:10:58 2011
登録者 :研究支援担当
掲載期間:20110517 - 20110631
当日期間:20110625 - 20110625