昨今、イスラーム過激派による遺跡の大規模破壊や美術品の盗難事件などが大きく2014年1月24日にエジプトのカイロで警察本署を狙った爆破テロ事件がおき、隣接していたイスラーム芸術博物館も爆風により大きな被害を受けました。そこで、今回は、このカイロのイスラーム芸術博物館を取り上げ、事件が起きた背景および被害を受けた建築や収蔵品のその後や歴史的価値について考えます。
「エジプトにおける武装主義勢力の台頭と文化財破壊」
鈴木恵美(早稲田大学地域・地域間研究機構主任研究員)
「カイロ・イスラーム芸術博物館の建築史的意義と現状報告」
深見奈緒子(日本学術振興会カイロ研究連絡センター・センター長)
「イスラーム芸術博物館所蔵の陶器とガラス器の歴史的価値」
真道洋子(早稲田大学イスラーム地域研究機構招聘研究員)
日時: 2015年6月12日(金) 15:00~18:00
場所: 早稲田大学早稲田キャンパス26号館(大隈タワー)7階702教室
(参加無料)
早稲田大学イスラーム地域研究機構
人間文化研究機構(NIHU)プログラム・イスラーム地域研究早稲田大学拠点
東京大学東洋文化研究所班研究「イスラーム美術の諸相」