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東洋学研究情報センター2013年度共同利用・共同研究拠点公募プロジェクト「政治的リスクと人の移動:中国大国化をめぐる国際共同研究」の成果がアジア政経学会2014年度大会で報告されました

 東洋学研究情報センター2013年度共同利用・共同研究拠点公募プロジェクト「政治的リスクと人の移動:中国大国化をめぐる国際共同研究」の成果がアジア政経学会2014年度大会で報告されました。

 2013年度に採択された共同利用・共同研究拠点公募プロジェクト「政治的リスクと人の移動:中国大国化をめぐる国際共同研究」(代表:加茂具樹・慶應義塾大学准教授)の研究成果の一部が、2014年6月1日に開かれたアジア政経学会年次大会の国際セッションで報告されました。

  報告は英語で行われ、学会側が用意した同時通訳で、参加者に討論が理解されるよう工夫されました。
  質疑応答では、なぜ韓国企業が中国の政治リスクを強く認識していないのかについて意見交換がなされ97年の金融危機の影響、中国市場がもつ意味、母国のおかれた政治環境、中国との地政学的関係などが、その要因として挙げられました。
  フロアからは、対中認識をめぐって中国で働く駐在員と本社の間では齟齬がないのか、知的財産の流出などが中国進出の阻害になるようなことはないのか、といった質問も出されました。
  本セッションでの報告は、アジア政経学会の学会誌で特集が組まれる予定となっています。また今後は、論文集の刊行に向けて作業が加速されることになります。事実、今年の12月に台湾・中央研究院で行われる総括ワークショップでは、現地の研究者に討論者をお願いし、論文集に収録予定の論文をめぐって討論される予定となっています。


慶応SFCアジア政経年次大会国際セッション
会場の様子

慶応SFCアジア政経年次大会国際セッション
報告へのコメントをするHsiao教授


同セッションの具体的なプログラムは情報センターホームページの記事をご参照ください。

担当:園田



登録種別:研究活動記録
登録日時:Tue Jun 3 10:05:35 2014
登録者 :園田・藤岡
掲載期間:20140601 - 20140901
当日期間:20140601 - 20140601