東京大学東洋文化研究所とテヘラン大学中央図書館は、共同事業として、アラビア文字写本を対象とする写本学の講習会(3回連続)を催します。
現地語史料の刊本などを利用して研究を行った経験はあるものの、写本史料の本格的な利用はまだ行ったことがないというような方々を標準的な受講者として想定し、そうした方々がこれから写本図書館に調査に赴く際に役立つような基礎作りとなるもの、というのを基本的な設定水準といたします。扱う写本はペルシア語のものばかりになるか、ペルシア語のものが中心となるでしょうが、内容的には、アラビア文字で書かれる他の諸言語による写本の研究にも応用可能なことが多くなるでしょう(講習は写本に書かれたテクストの内容や読みに関するものではなく、写本という媒体に関するものです)。講習はペルシア語で行われ、日本語通訳がつきます。
参加希望者は、東洋文化研究所西アジア部門、森本一夫(morikazu[at]ioc.u-tokyo.ac.jp)までメールでご連絡下さい(下記も参照)。皆さまの参加をお待ちしています。また、講習会の詳細についてのお問い合わせも森本までお寄せ下さい。
この情報を広く色々な方と共有していただけると幸いです。
文責:東京大学大学院情報学環(兼)東洋文化研究所 森本一夫
講師:スーサン・アスィーリー博士(テヘラン大学中央図書館写本室室長;東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フェロー)
日時:
6月15日(土): | 11:00-13:00, 14:30-16:30 |
6月22日(土): | 11:00-13:00, 14:30-16:30 |
6月29日(土) | 13:30-15:30, 16:00-18:00 |
(計12時間) |
会場:東京大学東洋文化研究所3階第二会議室(アクセス情報:http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html)
参加条件:上記案内文参照(ただし、そうしばしば開催される性格の講習会でもないので、潜在的な需要になるべく広く応じたく思います。遠慮なくご連絡下さい)
参加連絡について付記:この講習会の案内は、先にも中東学会やイスラーム地域研究のメーリングリストを通じてお送りしました。その際にすでに参加希望を出されている方は、この案内に応じて改めて参加希望をお送りいただく必要はありません。
担当:森本