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茨城県立土浦第一高等学校の生徒が本研究所を来訪

 2018年8月10日(金)に茨城県立土浦第一高等学校の2年生11名(男子4名,女子6名)が大学研究室訪問の一環として本研究所を訪れ、池本教授の模擬講義を受けました。

 模擬講義では、まずタイのドイトゥンコーヒーを紹介し、SDGsや人間開発の考え方を説明しました。続いて、土浦を事例に、土浦の特徴と観光開発について議論しました。観光というと観光客を呼び寄せることに関心が集まってしまいますが、観光開発をする上で地元の人々の暮らしが良くなることが大事だという人間開発の視点について考えました。最後に、ドイトゥンコーヒーのドリップパック6個を11人に分けるにはどうしたらいいかという問題を出し、公平な分配の在り方について議論しました。

 生徒からは、「身近にあるコーヒーと世界の環境問題の関係、それから、地元・土浦のお話など、普段はあまり真剣に考えないような題を違った視点から見ることは新鮮でおもしろかったです。」「6パックあるコーヒーの粉を11人で分けるという問題で、平等とはどのようにすれば叶えられるのか、そして、1人1人の状況を見失っていないかという視点について考えさせられました。」などの声が聞かれ、大学での議論の仕方やアジアで起こっていることに関心を持ってくれたようでした。

担当:池本




登録種別:研究活動記録
登録日時:ThuAug1614:42:442018
登録者 :池本・野久保(撮影)・藤岡・田川
掲載期間:20180816 - 20181116
当日期間:20180810 - 20180810