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松田教授が南開大学歴史学院で講演

報告

 松田教授が、4月17日に中国・天津市の 南開大学歴史学院(南開史学名人講座)で「戦後日本のアジア・太平洋外交」と題した講演を行いました。
 松田教授は同講演で、2019年の日本が、高度な経済を維持しつつ、米国・欧州・豪州などと安定した良好な関係、ロシアとの関係低迷、中国や韓国との関係悪化、東南アジアとの関係改善というまだらな状況が存在しているのはなぜか、という問いをたて、その問題を戦後日本のアジア外交史の中から探求しました。①米国による占領が比較的「成功」したことと冷戦により日本が米国の同盟国になったこと、②中華民国(台湾)、ソ連、韓国、中華人民共和国と外交関係を樹立する過程で互いが行った譲歩の影響、③福田ドクトリン以降東南アジアへの低姿勢の支援政策の成功、などを議論しました。
 当日は同大学教員・大学院生を中心に約40名の参加者があり、日中関係などについて活発な議論が展開されました。
 なお、松田教授の講演の抄録は以下のウェブサイトで見ることが可能です。
http://history.nankai.edu.cn/main/info/1516



登録種別:研究活動記録
登録日時:MonApr2216:34:072019
登録者 :松田・藤岡・田川
掲載期間:20190417 - 20190717
当日期間:20190417 - 20190417