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東文研セミナー「イスラーム・中東における家族・親族」第4回集会のお知らせ

 9月23日(土・祝)に東文研セミナー「イスラーム・中東における家族・親族」第4回を開催いたします。皆さまふるってご参加くださいませ。
 また、下記案内文にございますように、「イスラーム・中東における家族・親族」研究会に今回「初めて」参加される方は、お手数ですがイスラーム・ジェンダー科研事務局 islam_gender@ioc.u-tokyo.ac.jp(@を半角にしてください)までご一報をいただければ幸いです。
 よろしくお願いいたします。


日時:2017年9月23日(土)15時30分から(15時開場)

場所: 東京大学東洋文化研究所3階大会議室

発表:「家産維持と家族関係:19世紀後半イラン有力者の実践から」(阿部尚史 東京大学)

概要:
 IG科研の公募研究会「イスラーム・中東における家族・親族」の第4回集会として、東京大学の阿部尚史さんに上記題名について発表を行っていただきます。阿部さんは、18-19世紀の近代イラン史を専門とされ、特に地方社会における有力者の家族や財産について、また昨今では「女性」「婚姻」「相続」など、本研究会のテーマと深く関わる主題について研究をなされています(cf. 阿部2015「ムスリム女性の婚資と相続分:イラン史研究からの視座」水井万里子ほか(編)『世界史のなかの女性たち』勉誠出版、111-118頁。阿部2016「ムスリム女性の財産獲得:近代イラン有力者家族の婚姻と相続」水井万里子ほか編『女性から描く世界史 : 17~20世紀への新しいアプローチ』勉誠出版、145-166頁)。

 今回の発表では、19世紀イランの地方社会において、「家長」が自身の家族成員と友好関係を築くことにより「家産」を維持していたことを、当時の状況を物語る文書資料にもとづき、検証・提示していただきます。特定の時代・場所の文脈の中で、「家族」とみなされていたものがどのようなものであり、それを取り巻く人々のどのような行為や思惑によって「維持」されるものであったのか、一緒に考えていきたいと思います。皆さまのご来場をお待ちしております。なお、会場準備の都合上、本研究会に初めてご参加される方は、IG科研事務局(islam_genderアットioc.u-tokyo.ac.jp、アットを@に直してください)までご一報いただけますと幸いです。(研究会幹事:竹村和朗)

主催:科学研究費基盤研究(A)「イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究」(代表:長沢栄治)

担当:長沢



登録種別:研究会関連
登録日時:FriSep811:22:122017
登録者 :宇野・田川
掲載期間:20170909 - 20170923
当日期間:20170923 - 20170923