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東京大学東洋文化研究所とJICA研究所共催のシンポジウム『戦後日本における対外経済協力の原点』が行われました

2010年7月8日(木)にJICA研究所400番会議室にて、東京大学東洋文化研究所とJICA研究所共催のシンポジウム『戦後日本における対外経済協力の原点』が行われました。米国・世銀による対日援助が行われると同時に、日本の対外経済協力が形作られる1950年代に焦点をあて、日本が援助を受けた経験や国内資源政策との連関を探る研究プロジェクトの中間成果報告に100名近い聴衆が集まりました。シンポジウムではまず研究代表者である佐藤仁准教授による趣旨説明があり、続けて下村恭民名誉教授、藤倉良教授、最後に佐藤仁准教授による報告がありました。アジア経済研究所から佐藤寛氏と国際協力機構から小林誉明氏をコメンテーターに招き、会場も交えた活発な質疑応答が行われました。報告題目は以下の通りです。 

1.「日本の援助の源流」像を再構築する:池田・ロバートソン会談に見る日本再生ヴィジョンと対外援助の位置づけ

下村恭民(法政大学名誉教授)

2. 世界銀行の対日融資-根釧パイロットファーム事例報告-

藤倉良(法政大学人間環境学部教授)

中山幹康(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)

3. 対外援助と国内事情:戦後日本の「ドナー化」と中進国への示唆

佐藤仁(東京大学東洋文化研究所准教授)

 

オープニングで趣旨説明をする佐藤仁准教授

(オープニングで趣旨説明をする佐藤仁准教授)

 

会場の様子

(会場の様子)

 

質疑に答える藤倉良教授

(質疑に答える藤倉良教授)

 


登録種別:研究活動記録
登録日時:Fri Jul 30 10:58:46 2010
登録者 :藤岡
掲載期間:20100730 - 20100830
当日期間:20100730 - 20100730