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「高校生のためのオープンキャンパス2018」が開催されました

報告

  2018年8月1日(水)・2日(木)の2日間にわたり「高校生のための東京大学オープンキャンパス」が開催され、東洋文化研究所では米野みちよ准教授が中心となって「アジアの今昔を知ろう」と題する体験型の展示企画(1階ロビー)と映画上映会(3階大会議室)を実施しました。8月1日は270名、8月2日は213名の高校生および一般来訪者で賑わいました。3名の教養学部2年の学生にも、アシスタントとして参加していただきました。
  体験型の展示企画では、さまざまなフィリピンの竹楽器の展示がされ、来場者の皆さんは、実際に触れ、アシスタントの指導を受けながら、吹いたり鳴らしたりして、素朴で優しい音を体験しました。楽器の構造に興味を持ち、手にとって、色々な角度から眺めている方もいました。また、高校生の中にはアシスタントから、勉強の取り組み方や東大での学生生活について、熱心に質問をし、リアルな話を聞く場面もありました。
  映画上映会は、午後に2回行われました。1回目は『フィリピン北部バルバラサン村の音楽とくらし』、2回目は『祝いの音 戦いの記憶:フィリピン・ルソン島山地民の結婚式』が上映され、2日間ともたくさんの方に観ていただくことができました。上映後には、米野准教授による解説が行われ、活発な質疑応答が行われました。
  日頃あまり接する機会のないフィリピン音楽を通して、アジアの文化や社会に興味を持っていただけたことと思います。

  なお、上映会でのアンケートで、参加者の皆様にいただきましたコメントは、監修中の映画の解説書の作成に反映させていただきます。米野准教授より、ご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。

当日の様子

開催情報

 2018年8月1日(水)、2日(木)、本郷キャンパスにおいて「高校生のためのオープンキャンパス2018」が開催され、東洋文化研究所も研究紹介として以下の企画を実施します 。

・「音楽学入門―先住民の音楽とくらし」 【①14:00-14:45 ②15:00-15:45 各回先着80名】
 音楽学は、古今東西のあらゆる音楽を対象とした学問です。当研究所教員の制作したフィリピンの先住民の音楽を紹介する映画を二本上映し、竹楽器、金属製の銅鑼、即興の歌などの土着の伝統と、キリスト教、現代のポピュラー音楽の交錯する暮らしと伝承の課題を紹介します。(担当 米野みちよ准教授)

・東洋文化研究所の研究紹介(パネル・楽器展示および研究紹介動画の放映)【10:00-16:00 事前申し込み不要】

アクセス:http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html


当日のプログラム(予定)

高校生のための東京大学オープンキャンパス



登録種別:研究活動記録
登録日時:FriAug1009:59:472018
登録者 :米野・野久保(撮影)・藤岡・下山・田川
掲載期間:20180810 - 20181110
当日期間:20180801 - 20180802